北海道の夏

北海道の住宅は、雪や寒さへの対策を重視してつくられています。

しかし、近年は夏の気温も高くなり、「冬には便利だった設備が、夏には思わぬ暑さにつながる」というケースもあります。

また、外壁の汚れが気になって自分で水をかけたり、ブラシでこすったりする方もいますが、築年数によってはかえって外壁を傷めてしまう可能性があります。

今回は、北海道の夏だからこそ気をつけたい風除室の暑さや、外壁のお手入れ方法についてご紹介します。

北海道の風除室は夏になるとかなり暑くなる

玄関フード

北海道では、雪や冷たい風が玄関から直接入るのを防ぐために、風除室を設置している住宅が多くあります。

冬には非常に便利な設備ですが、夏になると風除室の中に熱がこもり、サウナのような状態になることがあります。

日差しが強い日は、扉や金属部分が触れないほど熱くなることもあるため注意が必要です。

特に関東などから北海道へ引っ越してきた方は、「風除室=冬のための設備」というイメージが強いかもしれません。

実際には、夏場の換気まで考えて使う必要があります。

網戸や小窓付きの風除室もおすすめ

これから風除室を設置するのであれば、網戸付きや換気用の小窓があるタイプも検討してみてください。

一般的な風除室は密閉性が高いため、閉め切った状態では熱が逃げにくくなります。

少し価格は上がりますが、網戸や小窓があれば風を通せるため、夏場の暑さ対策にもなります。

北海道の住宅設備は冬の性能だけで選びがちですが、一年を通してどう使うかまで考えて選ぶのがおすすめです。

外壁の汚れを高圧洗浄するのは注意が必要

夏になると、外壁についたコケや汚れが気になり、ホースや高圧洗浄機で水をかけている方を見かけることがあります。

新築からそれほど年数が経っていない住宅で、シャワー程度の弱い水圧で表面の汚れを流す程度であれば問題にならないケースもあります。

一方、築10〜15年ほど経過している住宅では注意が必要です。

見た目では分からなくても、外壁に細かなひび割れが入っていたり、シーリングが劣化していたりすることがあります。

そこへ強い水圧をかけると、塗膜を傷めたり、隙間から内部へ水が入り込んだりする可能性があります。

外壁に施されているコーティングも、強く洗えば汚れと一緒に傷めてしまうことがあります。

見た目はきれいになっても、その後の劣化を早めてしまっては意味がありません。

コケや汚れも強くこすらない

湿度が高くなる時期は、外壁にコケやカビのような汚れが出ることもあります。

これをスポンジやブラシでゴシゴシこするのもおすすめできません。表面の塗膜やコーティングを傷つける可能性があるためです。

軽い汚れをタオルなどでやさしく拭く程度であればよいですが、広い範囲にコケや変色が見られる場合は、自分で何とかしようとせず、一度専門業者へ相談してください。

汚れだと思っていたものが、実は外壁そのものの劣化サインだったということもあります。

DIYでの塗装も慎重に

最近はホームセンターなどで塗料や道具が簡単に手に入るため、ご自身で外壁や屋根を塗装する方もいます。

ただ、外壁や屋根の状態を正しく判断せずに塗装すると、かえって状態を悪くしてしまうことがあります。

表面だけをきれいにしても、内部に傷みがあれば根本的な解決にはなりません。その結果、後から大きな補修が必要になり、最初から専門業者へ依頼した場合より費用がかかってしまうケースもあります。

気になる場所があれば、まず状態を見てもらうことをおすすめします。

濃い色の外壁は熱を持ちやすい

外壁リフォームでは、色選びにも注意が必要です。

黒や濃い色は、白や淡い色に比べて太陽の熱を吸収しやすく、表面温度が上がりやすい傾向があります。

熱の影響を繰り返し受けることで、塗膜への負担が大きくなる可能性もあります。

実際に、壁や屋根を黒くしたいというご相談をいただいた際には、見た目だけでなく、熱のこもりやすさや将来的なメンテナンスについてもお話ししています。

もちろん、濃い色を選んではいけないということではありません。

ただ、北海道でも夏の気温が上がっている今は、長く使うことまで考えて色を選ぶことも一つのポイントです。

夏の外壁ケアは「やりすぎない」ことも大切

外壁が汚れていると、つい洗ったりこすったりしたくなります。

しかし、築年数が経過した住宅では、きれいにするつもりのお手入れが外壁を傷める原因になることもあります。

特に、

  • 高圧洗浄機を使う
  • 強い水圧で長時間水を当てる
  • スポンジやブラシで強くこする
  • 自分で外壁や屋根を塗装する

といった作業は、外壁の状態を確認してから行ったほうが安心です。

北都ホームでは、汚れやコケが気になるというご相談でも、まず外壁の状態を確認しています。

「洗えば大丈夫なのか」「そろそろリフォームを考えたほうがいいのか」が分からない場合も、お気軽にご相談ください。

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